徒跣(読み)カチハダシ

デジタル大辞泉の解説

かち‐はだし【×跣】

履物をはかないで地面を歩くこと。はだし
「ズボンを膝の上までたくし上げ、靴をぶら提げて―になっていたが」〈谷崎細雪

と‐せん【徒×跣】

[名](スル)はだしで歩くこと。素足(すあし)。
「王者は―してここに来り」〈鴎外訳・即興詩人

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大辞林 第三版の解説

かちはだし【徒跣】

はだしで歩くこと。はだし。 「足袋も穿かねば艸履もなく、-にて来るありさま/当世書生気質 逍遥

とせん【徒跣】

( 名 ) スル
履物を履かないで歩くこと。かちはだし。はだし。 「厳冬風雪の中に、-して羅馬の城門に立つこと三日三夜/文明論之概略 諭吉

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精選版 日本国語大辞典の解説

かち‐はだし【徒跣】

〘名〙 履物をはかないで歩くこと。はだし。
※平家(13C前)一二「大覚寺より六波羅までかちはだしにてぞ走ける」

と‐せん【徒跣】

〘名〙 履物をはかないで歩くこと。かちはだし。はだし。
※治承元年公卿勅使記(1177)九月一五日「次中臣着前石壺。徒跣」
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四「厳冬風雪の中に徒して」 〔礼記‐喪大記〕

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