御井寺(読み)みいでら

日本歴史地名大系 「御井寺」の解説

御井寺
みいでら

[現在地名]久留米市御井町

高良こうら山麓に位置する。三井寺とも。天台宗。高良山蓮台れんだい院と号する。本尊阿弥陀如来。高良山座主院の法灯を伝える古刹。高良山の神宮寺は天武天皇二年(六七三)創建という高隆こうりゆう寺で(「高良山高隆寺縁起」高良山文書)、その最初の位置は旗崎の茶臼はたざきのちやうす山とも高良内の明星こうらうちのみようじよう(明星山)とも寺尾てらお山ともいうが、元禄年間(一六八八―一七〇四)の高良社絵縁起(高良大社蔵)では北谷きたたにの丘に描かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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