御壺(読み)オツボ

デジタル大辞泉 「御壺」の意味・読み・例文・類語

お‐つぼ【×壺】

膳部ぜんぶにのせる壺に入れた盛り物。
宮中つぼね敬称
御所などの中庭の敬称。
「広綱を―のうちへめし」〈平家一一

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御壺」の意味・読み・例文・類語

お‐つぼ【御壺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. (つぼ)の敬称。また膳部にのせる、壺に盛った食物
  3. 宮中で、女官部屋である局(つぼね)の敬称。
  4. 御所などの中庭の敬称。
    1. [初出の実例]「御つぼへまゐりて、声をささげささげ、さまさまの事申して」(出典:たまきはる(1219))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android