御嵩村
みたけむら
[現在地名]御嵩町御嵩
西流する可児川沿いにあり、北・南は丘陵部、東は送り木村、西は中村。東西に中山道が通る。慶長七年(一六〇二)以降中山道の宿となり、翌八年の駄賃定(野呂文書)に「みたけ」とみえる。見竹・御嶽とも記され、近世の史料ではほとんどが御嶽の字を用いる。村名の由来については屯倉(みやけ)がなまって「みたけ」となったとする説、当地から御嶽や木曾の山々を見上げたことから見上の地名が生じ、それがなまったとする説、大和金峯山から蔵王権現が当地内願興寺の南山へ飛来し、その山を御嶽とよんだことによるとする説などがある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 