御幸町遺跡(読み)みゆきちよういせき

日本歴史地名大系 「御幸町遺跡」の解説

御幸町遺跡
みゆきちよういせき

[現在地名]沼津市御幸町

香貫かぬき山周囲の微高地(香貫微高地)上に形成された弥生時代から奈良・平安時代にかけての遺跡。かつては県立沼津東高校の校地で、校地の西側の一段下がったグラウンドを除いた部分が当遺跡にあたる。同校の移転が決まると跡地は沼津市民文化センターとして再利用されることになり、同センターの建設に伴い昭和五三年(一九七八)から三次にわたって調査された。発見された住居跡は四〇〇基近く、弥生時代後半から平安時代にまで及んでおり、かなり長期にわたって生活が営まれたことが知れる。住居跡を時代別比率でみると、弥生後期といわゆる律令期が他を圧倒しており、なかでも律令期がその七〇パーセントを占め、古墳時代の住居跡は少ない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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