デジタル大辞泉 「御座いやす」の意味・読み・例文・類語 ござい‐や・す【御座いやす】 [動サ特活]《「ござりやす」の音変化》1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「ねっからお客は―・せん」〈洒・船頭深話〉2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。「朝さん、お久しう―・す」〈洒・曽我糠袋〉[補説]活用は「御座りやす」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「御座いやす」の意味・読み・例文・類語 ござい‐や・す【御座やす】 〘 自動詞 サ行特活 〙 ( 「ござりやす」の変化した語 )[ 一 ] 「ある」の丁寧語。あります。ございます。[初出の実例]「いろ男はしらねへが、めっかちならございやすよ」(出典:洒落本・船頭深話(1802)一)[ 二 ] 補助動詞「ある」の丁寧語。あります。ございます。[初出の実例]「そのこっちゃアござゐやせん」(出典:洒落本・世説新語茶(1776‐77か)変語)御座いやすの語誌( 1 )安永(一七七二‐八一)頃から用いられた。女性では女郎をふくめた岡場所関係者が用い、男性では吉原の遊客をはじめ幇間・船宿の者なども用いた。( 2 )化政期(一八〇四‐三〇)頃には一般女性や通人ぶった男性の使用例もみられるようになる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by