御殿山遺跡(読み)ごてんやまいせき

日本歴史地名大系 「御殿山遺跡」の解説

御殿山遺跡
ごてんやまいせき

[現在地名]武蔵野市御殿山一丁目

三鷹市にかけて広がる井の頭池いのかしらいけ遺跡群(都の史跡)に含まれる。同遺跡群は井の頭池周辺の標高約五五メートルの台地に位置し、旧石器時代と縄文時代早期および中期の遺跡が広く分布している。豊富な湧水は水の乏しい武蔵野台地のオアシスとして原始時代から人々の生活の場となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 一帯 北西 史跡

世界大百科事典(旧版)内の御殿山遺跡の言及

【積石塚】より

…積石塚は,ヨーロッパ,シベリア,インドをはじめ世界各地で,新石器時代から歴史時代にいたるまで,地域と時代を異にして広範に分布している。東アジアでは,まず日本の例をみると,最古例として早く縄文時代後期終末から晩期最初頭のころ,土坑墓群の墓坑上に積石状の配石を設けたものが,北海道静内町の御殿山遺跡で知られる。この場合は,墓標のような役割を果たしたものであろう。…

※「御殿山遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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