御清所(読み)オキヨドコロ

デジタル大辞泉 「御清所」の意味・読み・例文・類語

お‐きよどころ【御清所】

清所きよどころ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御清所」の意味・読み・例文・類語

お‐きよどころ【御清所】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. ( 「清所(きよどころ)」の尊敬語 ) 宮中または貴人台所
    1. [初出の実例]「親おほぢ代々おきよ所へ柴入た冥加の為、たきぎは嫁(よめ)がつづけませふ」(出典浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)二)
  3. で働く女性。御清所の中臈(ちゅうろう)の称。
    1. [初出の実例]「『主人良実初め、宮仕へ致まする女(め)の童』『はなだ』『しらふじ』『二(ふた)あひ、お清所に至る迄』『君の宝祚を』『願ふて居りまする』」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)五立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android