御溝(読み)ミカワ

精選版 日本国語大辞典 「御溝」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐こう【御溝】

  1. 〘 名詞 〙 宮中庭園に設けられた小川みかわ
    1. [初出の実例]「御溝砕玉寒声水、宮菊残金暁色花」(出典菅家文草(900頃)五・冬夜呈同宿諸侍中)
    2. [その他の文献]〔謝玄暉‐入朝曲〕

み‐かわ‥かは【御溝】

  1. 〘 名詞 〙みかわみず(御溝水)
    1. [初出の実例]「御溝にちかきは河竹、仁寿殿のかたによりてうゑられたるは呉竹なり」(出典:徒然草(1331頃)二〇〇)

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普及版 字通 「御溝」の読み・字形・画数・意味

【御溝】ぎよこう

宮城の外に流れる溝。唐・司馬扎〔宮怨〕詩 年年ちて、人の見る無し しく春泉をうて、を出づ

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