デジタル大辞泉 「御為者」の意味・読み・例文・類語 おため‐しゃ【▽御▽為者】 もっぱら主人の利益になるように努める者。領民から重税を徴収する家臣の類。おためもの。「世間いづれの御家にも、―といふ出来出頭人できしゅっとうにんありて」〈仮・可笑記・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御為者」の意味・読み・例文・類語 おため‐しゃ【御為者】 〘 名詞 〙 もっぱら主君の利益になるようにつとめる者。領民から税を厳しく取り立てたり、出入り商人などに厳しく当たるような家臣にいう。[初出の実例]「世間いづれの御家にも、おため者(シャ)と云ふ出来出頭人ありて、諸奉公人をはじめて、〈略〉人非人までに悪(にく)みそしられ」(出典:仮名草子・可笑記(1642)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例