御玉(読み)オタマ

精選版 日本国語大辞典 「御玉」の意味・読み・例文・類語

お‐たま【御玉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. おたまじゃくし御玉杓子)」をいう女性語。
  3. 鶏卵をいう女性語。
    1. [初出の実例]「今朝ほどは何もござゐませんが、玉子(オタマ)厚焼にいたしました」(出典人情本・英対暖語(1838)二)
  4. おすぎおたま(お杉お玉)
    1. [初出の実例]「有時、江戸より参りたる人、百銭をなげつけしに、お玉が㒵(かほ)にあたり、額にすこし疵を付てよしなし」(出典:浮世草子西鶴織留(1694)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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