デジタル大辞泉 「お杉お玉」の意味・読み・例文・類語 おすぎ‐おたま【お杉お玉】 江戸時代、伊勢神宮の内宮ないくうと外宮げくうの中間の間あいの山に小屋掛けし、三味線・胡弓こきゅうなどを弾いて歌い、旅人から銭をもらっていた女芸人。→間あいの山節 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「お杉お玉」の意味・読み・例文・類語 おすぎ‐おたま【お杉お玉】 〘 名詞 〙 江戸時代、伊勢神宮の外宮(げくう)と内宮(ないくう)のあいだの間(あい)の山に小屋掛けして、三味線、胡弓(こきゅう)に合わせ、俗謡を歌い踊り、客の投げる銭を巧みによけて、参詣人から銭を乞うた女芸人。寛文・延宝(一六六一‐八一)頃から始まると伝える。おすぎ。おたま。[初出の実例]「ゑんま堂過てあいの山、お杉お玉が庵、前にくれなゐの網を張り」(出典:浮世草子・好色旅日記(1687)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例