精選版 日本国語大辞典 「御番所」の意味・読み・例文・類語 ご‐ばんしょ【御番所】 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )① 番所を敬っていう語。② 江戸城内諸御番衆の詰所。大番、書院番、小姓、新番、小十人組などの各番衆に属する武士の詰所。〔禁令考‐前集・第三・巻二〇・寛文三年(1663)八月一五日〕③ 江戸時代、町奉行所のこと。江戸の南北町奉行所や大坂町奉行所をいう。[初出の実例]「相手の名もなく三十八所として、御番所(ごバンショ)の御門に張付置しに」(出典:浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の御番所の言及 【番所】より …各藩でも隣接する藩や天領に通じる要所に口留番所を設け,主として領内の産物が他領へ流出するのを監視し,出入りする物資に一定の割合で徴税することもあった。 江戸では,ただ単に御番所という場合は町奉行所のことである。また江戸城を守衛するため郭内の各所に番所が設けられ,武家地の治安維持のためには大名・旗本が幕府の命令で設ける辻番所があった。… ※「御番所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by