御練(読み)おねり

精選版 日本国語大辞典 「御練」の意味・読み・例文・類語

お‐ねり【御練】

〘名〙 (「お」は接頭語)
大名祭礼などの行列が、ゆっくり歩くこと。転じて、そのようにゆっくり進んで行くこと。
童謡お祭(1918)〈北原白秋〉「神輿(みこし)のお練(ネリ)だ」
② 祭礼の時、ねってゆく山車(だし)踊り屋台などの練物敬称
③ (「おねりくよう(御練供養)」の略) 寺院で行なう法会の際の、行道の儀式を敬っていう語。
※雑俳・柳多留‐二三(1789)「御本坊花の外には御ねり也」

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