御船場(読み)おふなば

日本歴史地名大系 「御船場」の解説

御船場
おふなば

[現在地名]松山市住吉二丁目

三津みつ町の北端にあり、ほぼ正方形に近い形で三津港の中に突き出し、北側に船着場が入り込んでいた。船場の周囲には石塁が築かれ、四方海面に接する。南側には北浜きたはま町に接続する通路があり、板橋が架けられていた(文政六年八月写三津町絵図)。この地はもと白砂の州であったのを、松平定行が松山城主になってからのちに構築したと伝えられる。船場のなかには、番所・竹事小舎・材木蔵・板蔵・木挽小屋・船道具小屋・帆柱小屋などが置かれ、海上には軍船が配置された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む