微恙(読み)ビヨウ

デジタル大辞泉 「微恙」の意味・読み・例文・類語

び‐よう〔‐ヤウ〕【微×恙】

軽い病気。
看護婦雇うほどでもない―の折は」〈荷風花火

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精選版 日本国語大辞典 「微恙」の意味・読み・例文・類語

び‐よう‥ヤウ【微恙】

  1. 〘 名詞 〙 気分少しすぐれないこと。軽い病気。
    1. [初出の実例]「去秋以来罹微恙、風寒在脾肺之間、鼻涕交下」(出典空華日用工夫略集‐嘉慶二年(1388)正月一二日)
    2. [その他の文献]〔秦観‐次韻答張文潜病中見寄詩〕

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普及版 字通 「微恙」の読み・字形・画数・意味

【微恙】びよう(やう)

軽い病。宋・黄庭堅〔文潜に次韻す〕詩 我は高を瞻(み)て少しく氣を吐き 君も亦た喜して恙を失ふ

字通「微」の項目を見る

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