徳成谷内村(読み)とくなりやちむら

日本歴史地名大系 「徳成谷内村」の解説

徳成谷内村
とくなりやちむら

[現在地名]輪島市町野町徳成谷内まちのまちとくなりやち

徳成村の南に位置。谷内と法師丸ほうしまる集落からなる。谷内村とも称した。法師丸は円山まるやま村領内の飛地で、ひがし村の対岸に位置した。飛地はほかに真久さんさ村領内にもあった。弘治三年(一五五七)八月一〇日銘の石瀬比古神勧請(石瀬比古神社蔵)に「法師丸役人 久三郎」とみえる。正保郷帳では麦生野むぎゆうの村・谷内村が並記され、高三四二石余、田方一三町六反余・畑方九町二反余。承応三年(一六五四)の村御印の高一八三石余、免四ツ三歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一九一石、免五ツ、小物成は山役六九匁・漆役七匁・蝋役三匁、鳥役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android