日本歴史地名大系 「徳授寺」の解説 徳授寺とくじゆうじ 愛知県:犬山市犬山城下徳授寺[現在地名]犬山市犬山 南古券外(ほと)町の東側にある。了義山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は聖観世音菩薩。「犬山里語記」によれば、文明八年(一四七六)柏庭宗松の草創で徳寿(とくじゆ)院と号し、桃隠玄朔を開山とする。「柏庭和尚行状曰、織田大和守御城主の節、和尚を妙心寺より請して一寺を建立させ給ふ。則柏庭一派草創の本寺と称す」と記される。天正一二年(一五八四)小牧・長久手の戦の時、森武蔵守・池田勝入が当寺の殿堂や塔頭八ヵ院のうち五院を借りて、楽田(がくでん)村西南の茶臼(ちやうす)山に陣営を敷いた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by