心算(読み)シンサン

精選版 日本国語大辞典 「心算」の意味・読み・例文・類語

しん‐さん【心算】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しんざん」とも )
  2. 心中(しんちゅう)の計画。こころづもり。心計。胸算用。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「巴比陀は二人に将来の心算を陳べ」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    2. [その他の文献]〔潘岳‐楊荊州誄〕
  3. 暗算(あんざん)。心計。
    1. [初出の実例]「又音話によりて授くべき教授、例へば修身、歴史、心算の如きは」(出典:新編教育学(1894)〈湯本武比古〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「心算」の読み・字形・画数・意味

【心算】しんさん

心計。

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