忍び寄る(読み)シノビヨル

精選版 日本国語大辞典 「忍び寄る」の意味・読み・例文・類語

しのび‐よ・る【忍寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 相手が気づかないうちに、そっとそばに近づく。ひそかに近づく。
    1. [初出の実例]「あながちに忍びよらむも、世の聞き耳のいとほしきに」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)一)
  3. ある状態が、知らぬまに身に迫る。
    1. [初出の実例]「晩秋の黄昏がはや忍び寄ったやうな翳の中を」(出典:競馬(1946)〈織田作之助〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む