歩み寄る(読み)アユミヨル

デジタル大辞泉 「歩み寄る」の意味・読み・例文・類語

あゆみ‐よ・る【歩み寄る】

[動ラ五(四)]
歩いていって近寄る。また、互いに近く寄る。「相手に二、三歩―・る」
意見主張の違う双方が、条件などを譲り合う。折れ合う。「労使が―・ってストは回避された」
[類語](1駆け寄る走り寄る擦り寄るにじり寄る忍び寄る詰め寄る/(2折れる譲歩する妥協する折り合う片付く纏まる締め括る纏める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「歩み寄る」の意味・読み・例文・類語

あゆみ‐よ・る【歩寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 歩いて近寄る。互いに近づき合う。
    1. [初出の実例]「かかりければ、この男、をかしきやうに思ひて、あゆみよりてあれば」(出典:平中物語(965頃)一七)
    2. 「障子をいとみそかに押しあけ給ひて、やをらあゆみより給ふも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
  3. 意見、主張などを互いに譲歩する。折り合いをつける。
    1. [初出の実例]「さう言はずに、何とか歩み寄ったらどうだね。千倆もちと高えやうだが、百両もあんまり可哀相だね」(出典:天国の記録(1930)〈下村千秋〉一一)
  4. 双方の取引値段が次第に寄りつく。双方の値段が折り合う。〔取引所用語字彙(1917)〕

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