忍者武芸帳

デジタル大辞泉プラス 「忍者武芸帳」の解説

忍者武芸帳

1967年公開の日本映画監督大島渚原作白土三平。声の出演山本圭、小山明子、佐藤慶、戸浦六宏ほか。原作の漫画の各場面を撮影した静止画に声をあてた実験的な作品

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の忍者武芸帳の言及

【劇画】より

…60年代にはだれの眼にも明らかになった日本経済の復興を背景として,社会の表層をながれる明るい気分とうらはらな黒い怒りを主調とする劇画が,はじめは貸本屋に,後には少年週刊雑誌にあらわれた。百姓一揆を主軸にすえた白土三平《忍者武芸帳》全17巻(1959‐62),現代を支配する悪の力をえがいた水木しげる《悪魔くん》全2巻(1964)は,紙芝居のなかで育った貸本屋読者層におくられた劇画の代表作である。描法からいえば,命名者辰巳ヨシヒロが自著《劇画大学》(1968)でのべたように,劇画の特色は一つの行動をえがくのにコマ数を多くすることであり,映画の高速度撮影に似ている。…

※「忍者武芸帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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