精選版 日本国語大辞典 「忍髷」の意味・読み・例文・類語 しのぶ‐わげ【忍髷】 〘 名詞 〙 婦人の髪の結い方の一つ。上にもとどりを立て、その両側にまたもとどりを下げて、白もとゆいでくくったもの。享保(一七一六‐三六)の頃、若女形中村千彌が信夫の役に用いたかつらが発端となり、安永・天明(一七七二‐八九)の頃にかけて吉原をはじめ、一般の女性の間に流行した。しのぶ。忍髷〈当世かもじ雛形〉[初出の実例]「表座敷のおいらん、髪はしのぶわげ」(出典:洒落本・通言総籬(1787)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例