志太郡衙跡推定地(読み)しだぐんがあとすいていち

日本歴史地名大系 「志太郡衙跡推定地」の解説

志太郡衙跡推定地
しだぐんがあとすいていち

[現在地名]藤枝市南駿河台一丁目

瀬戸せと川右岸の丘陵地帯東端部に位置し、北向きに開口する小支谷の入口に堆積した微高地上に占地している。狭く、そのうえ東西と南側は低丘陵で囲まれ、南の丘陵との間には沼地があり、北側は小河川の氾濫原という立地条件の悪い地形にあえて南向きにこだわって遺構群を構築している。御子みこ遺跡とも称し、国指定史跡。調査は昭和五二―五三年(一九七七―七八)に行われ、八世紀前半から九世紀中頃に至る地方官衙跡であることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android