志水燕十(読み)しみず えんじゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志水燕十」の解説

志水燕十 しみず-えんじゅう

1726-1786 江戸時代中期の戯作(げさく)者。
享保(きょうほう)11年生まれ。幕臣といわれる。鳥山石燕(せきえん)に絵をまなぶ。大田南畝(なんぽ)らとまじわり,絵師喜多川歌麿(うたまろ)とくんで作品を発表。天明6年8月21日死去。61歳。姓は鈴木。名は庄之助。別号に奈蒔野馬乎人(なまけの-ばかひと),清水つばくろ。洒落本に「滸都洒美選(ことしゃみせん)」,黄表紙に「啌多雁取帳(うそしっかりがんとりちょう)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の志水燕十の言及

【唐来参和】より

…江戸の人。武士の家柄で幕府の高家に仕えたというが定かではなく,同時期の黄表紙作者奈蒔野馬乎人(なまけのばかひと)(志水燕十)と同一人物との説もある。版元蔦屋重三郎の義弟となり,本所松井町(墨田区千歳)の娼家に入婿したが,晩年は離縁され落魄のうちに終わった。…

※「志水燕十」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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