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鳥山石燕 とりやま せきえん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

鳥山石燕 とりやま-せきえん

1713-1788 江戸時代中期の浮世絵師。
正徳(しょうとく)3年生まれ。江戸の人。狩野玉燕(かのう-ぎょくえん)にまなび,人物画,妖怪(ようかい)の絵を得意とした。門人に喜多川歌麿(うたまろ)らがいる。俳諧(はいかい)もまなび,絵入り俳書の挿絵をかいた。天明8年8月3日死去。76歳。本姓は佐野。名は豊房。別号に船月堂,月窓など。作品に「百鬼夜行」「石燕画譜」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

鳥山石燕

没年:天明8.8.3(1788.9.2)
生年:正徳2(1712)
江戸中期の狩野派の町絵師。佐野氏,俗称豊房。江戸の根津に住み,船月堂,零陵堂,玉樹軒,月窓と号した。狩野玉燕周信の門人。肉筆画,絵馬の制作を主とし,一枚絵(版画)は1点も確認されていない。絵本,絵手本もあり,『鳥山彦(石燕画譜)』(1773)が著名。また,『百鬼夜行』(1776),『続百鬼』(1779),『百鬼拾遺』(1781),『画図百鬼徒然袋』(1784)と続く妖怪絵本も知られている。俳諧を江戸座の東流窓燕志に学んだ関係で絵入俳書の挿絵も多い。浮世絵師の喜多川歌麿や歌川豊春など多くの門人を育成,浮世絵との繋がりは緊密である。

(浅野秀剛)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

とりやませきえん【鳥山石燕】

1712‐88(正徳2‐天明8)
町狩野(まちがのう)の絵師,江戸座の俳諧師。本姓は佐野,名は豊房。船月堂,零陵洞,月窓などと号した。喜多川歌麿の絵画上の師であり,同時に養父的存在でもあった。彼の絵本《石燕画譜》(1774)は木版ぼかし技法を用いた最も初期の例で,《塵塚談》によれば肉筆の役者似顔絵の創始者にも擬せられるなど,浮世絵版画の技法やジャンルの発展に重要な位置を占める。歌麿のほか,戯作者の志水燕十や浮世絵師の栄松斎長喜を育てた。

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