思相(読み)おもあい

精選版 日本国語大辞典 「思相」の意味・読み・例文・類語

おも‐あい‥あひ【思相】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おもやい」とも ) 茶の湯で、薄茶菓子など一人前二人で分け合うこと。その時、「おもあいでいただきます」と挨拶するが、濃茶の場合は言わない。また、二人一緒に道具を拝見する場合にも言う。
    1. [初出の実例]「唐縮(たうちり)の紫袱紗の中から肉の皮包が出て夫婦おもやひの膳で今日の晩餐はさもさも珍味らしい舌打」(出典:あられ酒(1898)〈斎藤緑雨覿面)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む