急性肝萎縮症(読み)きゅうせいかんいしゅくしょう(英語表記)acute atrophy of the liver

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

急性肝萎縮症
きゅうせいかんいしゅくしょう
acute atrophy of the liver

劇症肝炎,急性黄色肝萎縮症ともいう。肝細胞が急速かつ広範囲に壊死するために起る。主としてウイルス性肝炎にみられ,急性型の場合は発病後 10日以内に肝不全に陥って死亡することが多い。普通は前駆症状として食欲不振,高度の脱力感や吐き気を示し,黄疸が現れる。尿中に多量のアミノ酸を排泄するのが有力な特徴とされている。確立された有効な治療法はなく,予後はきわめて不良である。肝炎の経過中に突然発生するほか,リン,ヒ素などの毒物や薬物が原因となることもある。

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百科事典マイペディアの解説

急性肝萎縮症【きゅうせいかんいしゅくしょう】

劇症肝炎急性型に対して昔用いられていた病理学診断名。

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精選版 日本国語大辞典の解説

きゅうせい‐かんいしゅくしょう キフセイカンヰシュクシャウ【急性肝萎縮症】

〘名〙 急性肝炎劇症型。肝臓が急速に広範囲にわたって機能障害を起こし、発病後数日から一〇日間以内に肝不全の症状を呈して死亡する。急性黄色肝萎縮症。劇症肝炎。電撃性肝炎。

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