怪し(読み)ケシ

デジタル大辞泉 「怪し」の意味・読み・例文・類語

け・し【怪し/異し】

[形シク]
あるべき状態と異なっている。非難すべきである。
「はろはろに思ほゆるかも然れども―・しき心をが思はなくに」〈・三五八八〉
納得がいかない。変だ。→けしかるけしゅう
「こなたざまならでは、方も(=方角モ塞ガラナイラシイ)、など―・しくて」〈かげろふ・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android