( 1 )[ 一 ]のように恐れる内容を後に引用する用法の場合、「…を恐る」「…と恐る」などに比較して、恐怖よりも危惧・不安の意味を表わすことが多い。「恐る」が一般語化したのちも、しばらくは文章語的性格が根強く、漢文訓読的文章を中心に用いられた。
( 2 )次第に副詞化して[ 二 ]の用法が生じるが、近世には、「は」のつかない形「おそらく」が普通になっていく。
( 3 )[ 二 ]の①のようにはじめは、目下からおしていうときの謙退の意味があった。
( 4 )「オソラクバ」の例が「和英語林集成(初版)」に見られる。
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