恩光(読み)おんこう

精選版 日本国語大辞典 「恩光」の意味・読み・例文・類語

おん‐こう ‥クヮウ【恩光】

〘名〙
万物を生育する、太陽の光。また、春の光。
※再昌草‐永正三年(1506)二月二四日「一家富貴勝花否、梅得恩光人得官」 〔銭起‐和王員外雪晴早朝詩〕
② (恩恵の広く大きいことを日の光にたとえた語) 君主の広大な慈愛、めぐみ。
菅家文草(900頃)五・答裴大使見之作「恩光莫初無一レ褐、聖化如古有巣
保元(1220頃か)上「されば恩光にてらされ、徳沢にうるほひて、国も富み民もやすかりき」 〔江淹雑体詩鮑照

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「恩光」の意味・読み・例文・類語

おん‐こう〔‐クワウ〕【恩光】

《万物を生育する太陽の光、春の光の意から》君主の広大な恵み。君恩くんおん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「恩光」の読み・字形・画数・意味

【恩光】おんこう

めぐみ。

字通「恩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android