恵雲(読み)えうん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「恵雲」の解説

恵雲 えうん

?-1699 江戸時代前期の僧。
浄土宗西山(せいざん)派。山城(京都府)粟生(あお)の光明寺32世俊意にまなぶ。備前(岡山県)養林寺住職をへて,貞享(じょうきょう)3年光明寺35世となる。助三の「円頓戒(えんどんかい)補助儀」にかかわる宗義論争で,幕府裁決により江戸,大坂,山城から追放される。光明寺の世代からもけずられた。元禄(げんろく)12年死去。号は大空

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の恵雲の言及

【相国寺】より

…北宋時代に最も繁栄した。北斉時代(555)創建の建国寺跡に,唐の僧恵雲(えうん)が1丈8尺の弥勒仏を本尊とした伽藍(がらん)を作り(706),睿宗(えいそう)は自分の封国の相をとって相国寺と名づけた。宋代国都の筆頭寺院として皇帝以下の厚い保護を受け,各仏殿は相藍十絶と呼ばれる壁画や墨跡でうずまった。…

※「恵雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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