鰹木(読み)カツオギ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鰹木
かつおぎ

神社本殿のに置かれる棟飾り。棟と直交して円筒形の材を等間隔に並べる。家形埴輪(はにわ)に鰹木のあるものがみられるように、古墳時代にすでに棟飾りとして用いられていたことが知られる。『古事記』には、志貴県主(しきあがたぬし)の住居に鰹木がのっているのを雄略(ゆうりゃく)天皇がみつけ、天皇の宮殿に似ていると激怒したことが記されている。鰹木を飾ることは首長の住まいを象徴するものであったろうし、神の住まいである本殿にこの棟飾りを用いるのも、象徴的な表れと解される。[工藤圭章]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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