悪路(読み)アクロ

デジタル大辞泉 「悪路」の意味・読み・例文・類語

あく‐ろ【悪路】

悪い道路。ひどい道。
[類語]難路泥道

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悪路」の意味・読み・例文・類語

あく‐ろ【悪路】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 悪い道路。通行に困難をきたすような道。
      1. [初出の実例]「悪路の切所に胸壁を築立(つきたて)」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉六)
    2. ( 比喩的に ) 悪い境遇。邪悪な世界。
      1. [初出の実例]「王を玩物とし、王の私欲に面従して之を悪路に陥れ、陰に舌を吐き自ら得たりとす」(出典:明六雑誌‐四三号(1875)尊王攘夷説〈阪谷素〉)
      2. [その他の文献]〔陸游‐秋夜読書詩〕
  2. [ 2 ] 平安時代から中世の頃、東北地方で中央政府支配に従わない人々が住むと考えられていた土地
    1. [初出の実例]「常には、えむすか・あくろ・津軽・壺碑なんど云方にのみ住れけるとかや」(出典:発心集(1216頃か)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「悪路」の読み・字形・画数・意味

【悪路】あくろ

悪い路。

字通「悪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android