情緒障害児(読み)じょうちょしょうがいじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「情緒障害児」の意味・わかりやすい解説

情緒障害児
じょうちょしょうがいじ

明確な定義はないが,一般的には外部からの刺激によって動揺しやすく不安定な精神状態の子供をいう。 1960年初め,増加する少年非行の予防対策として厚生省情緒障害児短期治療施設を設置し,そのとき初めて「情緒障害」という言葉が使われた。症状のとらえ方はさまざまであるが,自閉症 (幼児自閉症) ,登校拒否チック,緘黙症 (かんもくしょう。無言症) などが典型

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android