無言症(読み)ムゴンショウ(その他表記)mutism

翻訳|mutism

デジタル大辞泉 「無言症」の意味・読み・例文・類語

むごん‐しょう〔‐シヤウ〕【無言症】

発声器官構音器官障害はなく、失語症でもないにもかかわらず、言葉を発しない状態統合失調症鬱病ヒステリー反応などでみられる。緘黙症。→場面緘黙症

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無言症」の意味・わかりやすい解説

無言症
むごんしょう
mutism

緘黙 (かんもく) ともいう。構音障害や失語症がないのに,口を閉ざしてしゃべらない状態。統合失調症,うつ病心因反応の際にみられる。その他精神障害でも生じることがあるので,基盤にある疾患早期に発見することが必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「無言症」の意味・わかりやすい解説

無言症【むごんしょう】

緘黙(かんもく)症

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の無言症の言及

【拒絶症】より

…たとえば手をとろうとすればひっこめ,口を開けるように命令すると閉じる。与えられた食事を食べようとしないものを〈拒食症〉,また質問しても固く口を閉ざしたままで答えようとしないものを〈無言症〉という。精神分裂病の緊張型に多くみられる。…

※「無言症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android