無言症(読み)ムゴンショウ(その他表記)mutism

翻訳|mutism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無言症」の意味・わかりやすい解説

無言症
むごんしょう
mutism

緘黙 (かんもく) ともいう。構音障害や失語症がないのに,口を閉ざしてしゃべらない状態。統合失調症,うつ病心因反応の際にみられる。その他精神障害でも生じることがあるので,基盤にある疾患早期に発見することが必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の無言症の言及

【拒絶症】より

…たとえば手をとろうとすればひっこめ,口を開けるように命令すると閉じる。与えられた食事を食べようとしないものを〈拒食症〉,また質問しても固く口を閉ざしたままで答えようとしないものを〈無言症〉という。精神分裂病の緊張型に多くみられる。…

※「無言症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む