惣利遺跡(読み)そうりいせき

日本歴史地名大系 「惣利遺跡」の解説

惣利遺跡
そうりいせき

[現在地名]夜須町砥上

筑後平野北奥、砥上とかみ(四九六・五メートル)山麓から延びた丘陵の先端および谷部にある弥生時代前期から古墳時代後期の遺跡。平成六年度に二万平方メートルが発掘され、丘陵上では約二五〇軒の竪穴住居跡をはじめ甕棺墓や掘立柱建物跡、古墳など多数の遺構が出た。一方、谷部の調査では弥生時代から古墳時代にかけての溜池状遺構とともに土器や木器など多量の遺物が出た。最上層には古墳時代の扉板を再利用した井戸状遺構や、貯木場と推定される遺構がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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