意を得る(読み)イヲエル

デジタル大辞泉 「意を得る」の意味・読み・例文・類語

を◦

多く打消しの語を伴って用いる)物事意味理由などがわかる。「―◦得ない釈明
思いどおりになる。満足する。「我が―◦得たり」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「意を得る」の意味・読み・例文・類語

い【意】 を =得(え)る[=得(う)

  1. 意図や意味を了解する。納得する。また、希望どおりである。満足する。
    1. [初出の実例]「ヲウセ カウムリ ソロ ヂョウヂョウ イチ イチ ソノ yuo(イヲ) ye(エ) ソロ」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))
    2. 「長兵衛が只今の口上、何共其意(イ)を得られず」(出典:浮世草子傾城色三味線(1701)江戸)
    3. [その他の文献]〔李白‐将進酒詩〕
  2. 思いつく。考えつく。
    1. [初出の実例]「偶然意を得て、偶然筆を走らす」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android