意象(読み)いしょう

精選版 日本国語大辞典 「意象」の意味・読み・例文・類語

い‐しょう‥シャウ【意象】

  1. 〘 名詞 〙 心の中に描かれる姿や形。心に考え思うこと。想念心象幻想。〔日本詩史(1771)〕
    1. [初出の実例]「観音は理想的の母なり、万物を起生発育する大慈悲の精神なり〈略〉余此意象を描かんと欲する茲に年あり」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉狩野芳崖〈岡倉天心〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「意象」の読み・字形・画数・意味

【意象】いしよう(しやう)

考えと、その形象。〔文心雕竜神思〕獨照の匠をして、象を(うかが)ひて斤をばしむ。此れ蓋し馭の首にして、謀大端なり。

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