デジタル大辞泉 「愚図」の意味・読み・例文・類語 ぐず〔ぐづ〕【愚図】 [名・形動]はきはきしないで動作や決断が鈍いこと。また、そのような人やさま。「愚図なやつ」[補説]「愚図」は当て字。[類語]のろま・うすのろ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「愚図」の意味・読み・例文・類語 ぐずぐづ【愚図】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「愚図」は当て字 )① 動作がのろいこと。はきはきせず決断に乏しいさま。また、そのような人。[初出の実例]「まづ否応はぐずにして、むかひに来た時の事」(出典:浄瑠璃・忠臣金短冊(1732)三)② ぐずぐず文句を言う人。[初出の実例]「とんだぐづに出っくはして、面倒でござりますから、ちょっと一ぺい飲まして来ます」(出典:歌舞伎・鼠小紋東君新形(鼠小僧)(1857)二幕) ぐずりぐづり【愚図】 〘 名詞 〙 ( 動詞「ぐずる(愚図)」の連用形の名詞化。「愚図」は当て字 )① ぐずること。言いがかりをつけること。また、その人。[初出の実例]「こいつは碌な奴ぢゃない。今日の御芽出度を見かけて、ぐずりにうせたのぢゃ」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)二)② 子どもが無理を言うこと。だだをこねること。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例