愚管(読み)ぐかん

精選版 日本国語大辞典 「愚管」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐かん ‥クヮン【愚管】

〘名〙 (「管」は管見) おろかでせまい見解。また、自分の見解をへりくだっていうのに用いる。
続日本紀‐延暦八年(789)五月己未「臣等愚管、不敢不一レ奏」 〔呉志‐華覈伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「愚管」の読み・字形・画数・意味

【愚管】ぐかん(くわん)

愚見。管見。〔三国志、呉、華覈伝〕臣、令を省(み)るに、季夏、以て土功を興すべからず、~大事を擧ぐるときは必ず大殃りと。~臣愚管を以て、竊(ひそ)かに未だ安んぜざるり。

字通「愚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android