愛別(読み)あいべつ

精選版 日本国語大辞典 「愛別」の意味・読み・例文・類語

あい‐べつ【愛別】

〘名〙 親しみ、愛している人と心ならずも別れること。→愛別離苦。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「愛別」の意味・わかりやすい解説

愛別[町] (あいべつ)

北海道中央部,上川支庁上川郡の町。人口3328(2010)。石狩川の河谷部と愛別川の集水域とからなっており,石狩川が上川盆地に入る所に北から愛別川が合流する。町域の大部分は天塩山地南部の山地で,総面積の過半国有林が占める。愛別の名は,愛別川を指すアイヌ語アイペッに由来し,〈矢・川〉または〈イラクサ・川〉の意と解されている。1894年未開の原野区画割りが行われ,翌年和歌山県などから300戸余の入植が行われたのが開発のはじまりである。JR石北本線が通る。農業が主産業で,米作を主とし,ほかに木工業などが行われる。
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