デジタル大辞泉 「慇懃無礼」の意味・読み・例文・類語 いんぎん‐ぶれい【×慇×懃無礼】 [名・形動]表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。また、そのさま。慇懃尾籠いんぎんびろう。「慇懃無礼な態度」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「慇懃無礼」の意味・読み・例文・類語 いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 丁寧すぎて、かえって無礼になること。また、表面はきわめて丁寧であるが、実ははなはだ尊大であること。慇懃尾籠(いんぎんびろう)。〔諺苑(1797)〕[初出の実例]「あの冷酷なほど慇懃無礼な花井助教授にしてから」(出典:くさびら譚(1968)〈加賀乙彦〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「慇懃無礼」の解説 慇懃無礼 丁寧すぎて、かえって無礼になること。また、相手に対する態度などが、表面はきわめて丁寧であるが、実ははなはだ尊大であること。 [活用] ―な・―に。 [使用例] あの冷酷なほど慇懃無礼な花井助教授にしてから、先生に叱責されたあとでも別に不満な様子や先生の蔭口をたたくということはなかった[加賀乙彦*くさびら譚|1968] [使用例] 考えてみると、わたしは宮沢の気持ちをじつに慇懃無礼に扱ってきましたわ[倉橋由美子*夢の浮橋|1970] [解説] 「慇懃」は、きわめて丁寧なこと。 [類語] 慇いん懃ぎん尾び籠ろう 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報