慢侮(読み)まんぶ

精選版 日本国語大辞典 「慢侮」の意味・読み・例文・類語

まん‐ぶ【慢侮】

  1. 〘 名詞 〙 あなどり軽んじること。
    1. [初出の実例]「今人習俗益披猖、朝来暮叛窮慢侮」(出典黄葉夕陽邨舎詩前編(1812)一・送家弟信卿従西山先生読書)
    2. 「猶他の大国に対して其権を慢侮すること能はざるが如し」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉二)
    3. [その他の文献]〔史記‐留侯世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「慢侮」の読み・字形・画数・意味

【慢侮】まんぶ

軽んじあなどる。〔史記、留侯世家〕留侯曰く、~四人四皓)は、年老いたり。皆以爲(おも)へらく、上(しやう)(高祖)、人を慢すと。故に山中し、義としての臣と爲らず~と。~呂后、~辭を(ひく)くし禮を厚うし、此の四人をへしむ。

字通「慢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android