慧堅(読み)えけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慧堅」の解説

慧堅 えけん

1649-1704 江戸時代前期の僧。
慶安2年生まれ。真言律宗。寛文5年郷里筑後(ちくご)(福岡県)で黄檗(おうばく)宗の鉄眼(てつげん)道光のもとで出家。のち河内(かわち)(大阪府)野中(やちゅう)寺の慧猛(えみょう)に戒律をまなび,10年具足戒をうける。貞享(じょうきょう)2年近江(おうみ)(滋賀県)安養寺中興1世となった。元禄(げんろく)17年3月4日死去。56歳。俗姓は江上。字(あざな)は戒山。号は退耕道人。著作に「律苑僧宝伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android