慰藉(読み)イシャ

デジタル大辞泉 「慰藉」の意味・読み・例文・類語

い‐しゃ〔ヰ‐〕【慰×藉】

[名](スル)なぐさめいたわること。
「宗助の淋しみは…何うか斯うか―されるのである」〈漱石
[類語]慰める慰安いたわる慰問見舞いねぎらう慰労

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「慰藉」の意味・読み・例文・類語

い‐しゃヰ‥【慰藉】

  1. 〘 名詞 〙 苦しみなどを慰め助けること。なぐさめいたわること。なぐさめ。〔真愚稿(1422頃か)次搏姪人日詩韻〕
    1. [初出の実例]「フロレンス低声に之を慰藉して曰く」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉六三)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐隗囂伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android