労う(読み)ネギラウ

デジタル大辞泉 「労う」の意味・読み・例文・類語

ねぎら・う〔ねぎらふ〕【労う/×犒う】

[動ワ五(ハ四)]苦労骨折りに感謝し、いたわる。現代では、同等または下の人に対して用いる。「従業員の労を―・う」
[類語]いたわる慰労慰める慰安慰藉いしゃ慰問見舞い

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精選版 日本国語大辞典 「労う」の意味・読み・例文・類語

ねぎら・うねぎらふ【労・犒】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 骨折りを慰める。苦労したことに対して感謝する。いたわる。
    1. [初出の実例]「竟に和解(ネキラフこと)無くて加羅擾乱(さわかし)つ」(出典:日本書紀(720)継体二四年一〇月(前田本訓))
    2. 「孫権は弛張時有て士を労(ネギ)らひ衆を撫でしかば」(出典:太平記(14C後)二〇)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「賓を娯しはしめ士を犒(ネキラヘ)て、監軍を宴す」(出典:白氏文集天永四年点(1113)四)

労うの補助注記

室町時代ごろからヤ行にも活用。→ねぎらゆ(労)

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