労る(読み)イタワル

デジタル大辞泉 「労る」の意味・読み・例文・類語

いたわ・る〔いたはる〕【労る】

[動ラ五(四)]

㋐弱い立場にある人などに同情の気持ちをもって親切に接する。気を配って大切に世話をする。「病人を―・る」
㋑労をねぎらう。慰労する。「選手を―・る」
手当てを加える。養生する。「からだを―・る」

㋐苦労する。骨を折る。
みまかりて後、人に―・らしむることなけむ」〈北野本皇極紀〉
㋑病気になる。わずらう。
「七月ばかりより―・ることありて」〈浜松・五〉
[可能]いたわれる
慰める[用法]
[類語]慰める慰安慰藉いしゃ慰問見舞いねぎらう慰労

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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