日本歴史地名大系 「慶留間村」の解説 慶留間村ぎるまむら 沖縄県:慶良間諸島座間味村慶留間村[現在地名]座間味村慶留間(げるま)阿嘉(あか)島の南にある慶留間(ぎるま)島などを村域とする。集落は島の南側に形成され、その中央を南北に道路が延び、東側をアガリンダカリ、西側をイリンダカリと称した。集落の裏手の小高い丘に拝所の大トゥンチがある。「琉球国由来記」による祭祀は「上ノトノ 主取根人 ゲルマシ」「下ノトノ 主取根人 下ゴヲリ」など。慶留間の住人は大屋・東イ・新屋・久志・首里殿内の五つの元屋から発祥したと伝え、それぞれの屋敷にお宮が祀られる。正保国絵図に「けらま嶋之内 げるま嶋 人居有」とあり、島回りは二二町。絵図郷村帳に慶良間(きらま)島のうち「けるま島」「慶留間村」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by