濡縁(読み)ぬれえん

精選版 日本国語大辞典 「濡縁」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐えん【濡縁】

  1. 〘 名詞 〙 雨戸敷居外側に設けられた雨ざらしの縁側
    1. [初出の実例]「ひがし南ぬれ縁に」(出典:宗長手記(1522‐27)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「濡縁」の意味・わかりやすい解説

濡縁【ぬれえん】

外側に雨戸のない縁側。常に雨露にさらされるのでこの名がある。室の辺に平行に板を張る榑(くれ)縁と,室に直角に張る木口(こぐち)縁があり,前者貴人邸宅に多く用いられた。

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